2008年を振り返る

今年も残すところあと僅かになりました。
いろいろあったなぁ。
センター試験のせいで東急8000のさよなら運転に行けなかったことに始まり、受験帰りに撮影行ったり、ED75を嫌いになったり。
そしてこの1年は早かった。大学生活が充実していた。もう毎日が楽しかったと言ってもいい。楽しい時間は早く過ぎて行く。この分じゃあと3年なんてあっという間だろうな。それだけ大学が楽しいってことさ。


さてさて、巷のサイトで「2008年10大ニュース」を行ってるので、それに影響され(笑)、自分の中での「10大ニュース」を考えてみた。関東人なんで、内容が片寄ってしまうかもしれませんが、まぁお暇でしたらご覧下さいな。



●第10位 東急8000系 引退

東急のなかで1番好きだった8000系が引退。しかもセンター試験のせいでさよなら運転に行けず…。最後に撮ったのは2年前だったり。

2006年9月27日撮影 直前でライトを点けてくれた運転士に感謝



●第9位 名鉄7000系 定期運行終了

憧れのパノラマカー。名古屋圏に縁はなくとも、「電車でGO!名鉄」で馴染みがあった。元祖「展望列車」も、今年で定期運行を終えてしまう…。

2004年12月27日撮影 この頃は下手だったなぁ



●第8位 グリーンライン開業

横浜市民にとって、この開業は欠かせない。何かと便利です(笑)早く延長しないかな〜。

2007年8月18日撮影 3本いっぺんに甲種される車両たち


●第7位 京急の話題

去年のステンレス導入に続き、今年も動きがあった京急
まずは2100形のVF交換。音階を奏でるシーメンスから、保守面の理由で東洋のに変更。京急といえば音階だったのになぁ。
そんで旧1000の8連消滅。12連で走る姿は迫力満点だったのに。優等運用自体は平日朝の特急羽空があるけど、やっぱり12連じゃないと…。
最後にラッピング車の運用終了。来年の3月まで残るって聞いたのに…。

2006年6月5日撮影 黒幕時代の2165F



2007年4月18日撮影 迫力の12連こそ旧1000の魅力!



2008年2月25日撮影 川崎でのお披露目式を終えて貸切運転される1321F



2008年2月25日撮影 品川でのお披露目式に向かう1309F




●第6位 ゆとり引退

JR東日本JT客車全廃…。ゆとりと言えば、前身はサロンエクスプレス東京。ジョイフルトレインの草分けとなった同車だが、やはり老巧化には勝てなかったか…。そういえば、ゆとりってまだ数両生きてたような…?

2008年3月1日撮影 受験後に運転されたので撮影できた ゆとり裏磐梯



●第5位 消えゆく夜行列車

時代は変わった。昔は夜行列車のオンパレードだったのに、航空機、高速バス、新幹線といった、ライバルとの戦いに敗れてしまった。
最終の新幹線より遅く出て、始発の新幹線より早く着く銀河でさえ、廃止に追い込まれてしまった。
そして富士・はやぶさの廃止も発表された。九州新幹線全通を待たずに廃止とは、相当な利用客低迷が伺える。「櫻」が消え、残った富士も、その役目に幕を下ろそうとしている。

2006年11月26日撮影 装飾無くとも存在感たっぷりだった銀河



2008年1月17日撮影 東海道の伝統夜行も見納めに




●第4位 D51−498 故障

復活20周年を迎え、今後の更なる活躍が期待されるD51-498。だが、20周年号をやった矢先に故障するという信じられない事態に…。ボイラー故障は深刻です。1日も早く復活することを望みます。ちくしょう…。

2007年2月11日撮影 元気な頃のD51−498



●第3位 183系幕張C編成 1本残して廃車に

シンボルマークが無いことに目を瞑れば、183系の風格を1番よく残していた幕張C編成。それが3本も廃車に…。残すところはあと1本。これじゃ「あずさ」「かいじ」に入りにくいじゃん…。183好きの自分にとっては堪らない一大事でした。

2008年2月11日撮影 某大学受験の帰りに撮影しました(笑)



●第2位 貨物65一般型・P型 関東から消滅

恰好の撮影対象だった一般型のEF65。いわゆる貫通路がないやつ。関西では健在なものの、関東での引退は、撮り鉄にとって大打撃となりました。
学校帰り、単1295レを撮影するのが日課になってたっけなぁ…。高機の重連なので、運が良ければレアな組み合わせも見ることができました。
優雅な姿を保っていた535も、貨物機の大役を終えてしまいました。最終運行では特製HMが取り付けられ、その美しい姿とともに、まさしく有終の美を飾りました。…オレ行けなかったけど。
そしてPトップこと65−501が東に返され、貨物列車の一時代が幕を下ろしました。Pトップはいつまでも健在でありますように…。

2007年2月1日撮影 貨物貸出の頃のPトップ



2007年5月1日撮影 これこそレアな組み合わせ



2008年3月11日撮影 悲しすぎる535とのお別れ






●第1位 雷鳥の置き換え発表

オレが1番好きな列車、それが「雷鳥」。そんな雷鳥が、とうとう置き換えが発表されてしまった。
485系は、オレが1番好きな形式でもある。九州や新潟に顕在だけど、やはり9両という堂々とした姿で疾走する雷鳥は一味ちがう。国鉄色を保ち、登場時とさほど変わらぬ姿で走り続ける雷鳥。オレの憧れだ。
オレが鉄道に興味を持ち始めたのは中学1年生のとき。そのキッカケとなったのが、雷鳥である。模型店の陳列棚で485系を見て、何と言うか、一目ぼれしたね。国鉄色は「あすさ」で昔から馴染みがあったけど、485は一味違った。そして「雷鳥」という名にも惹きつけられた。
以来、「雷鳥」あってこそ、オレの趣味:鉄道は成り立っていた。そんなオレの鉄道人生ともいえる雷鳥に、魔の手が忍び寄ってきたのだ。確かに老巧化はある。でも、JR西日本お得意の延命工事を施せばいいじゃないか。
雷鳥は言わば鉄道の文化である。“国鉄型特急”の時代を今に伝える貴重な存在だ。
北陸は昔から特急街道と呼ばれ、今だってそうである。切っても切り離せない関係にある、北陸と485系。そんな伝統を崩してしまっていいのか。どのみち北陸新幹線が全通すれば、サソダーバードだって存続が危うくなる。せめてそれまで待って欲しかったな。

雷鳥の余命はあと僅か。長期休暇は必ず会いに行こう。オレの“原点”へ。


2006年8月4日 優雅さと力強さを併せ持つ「雷鳥






時代の流れ。
古いものは消える運命にある。
消えゆく旧型車両。

だが、新たな誕生もある。
新路線開業は、我々の生活を便利にしてくれる。新型車両は、我々に心地良い空間を提供してくれる(一部車両を除く)。


旧型車両の引退、引退発表で、我々にとって暗い終わりとなってしまった2008年。
暗いのは鉄だけじゃない。景気悪化により、契約社員の削減、正社員のリストラ、希望退職…。日本は暗い終わり方をした。経営破綻した企業は30を上り、過去最悪になるとか。ガソリンの値上げが一段落ついた矢先の景気悪化。オレにとっては、これからの就職難が深刻だ。大手企業でさえ、人員削減に踏み切っているのだ。
景気面だけでなく、2008年は暗かった。未だに解決しない(できない)年金問題、飲酒運転による死亡事故…。さらには、産地偽装や賞味期限改ざん、事故米といった、食の問題。メタミドポスの事件だって、いつのまにか忘れ去られてしまっている。
アメリカはオバマ氏の大統領就任で盛り上がっているが、日本はと言えば、麻生総理の内閣支持率は16.7%まで落ち込んでいる。

先行き暗い日本に、2009年は明るい日が差し込むことを望み、2008年の振り返りを終えるとしよう。