2010年を振り返る

早いもので、2010年も終わりを告げようとしています。そこで今年も、“自分なりに”鉄道に関するニュースベスト10を考えてみた。


◆第10位  問われる鉄道ファンの行動
 これは仕方ないですね。あすか撮影者の列車運転妨害、ケト209引退の、乗り鉄による行き過ぎた迷惑行為……。もちろんバカなのはごく一部の者ですが、こうした輩のせいで鉄道ファン全てがそういう目で見られてしまうのは、非常に残念に思います。


◆第9位  餘部鉄橋架け替え
 東洋一の〜と謳われた餘部鉄橋が、約1世紀の歴史に幕を閉じました。新橋梁に切り替えられ、より安全になった鉄橋の横で、橋脚の一部が今後歴史を伝えて行くことでしょう。



◆第8位  JR西、地域色計画(単色化)実施
 コスト削減は大事ですよね! でもなぁ……



◆第7位  JR九州485系引退発表
 奇しくも雷鳥の廃止と重なってしまった、九州の485の引退。国鉄特急の終盤が、いよいよ近づいてきたと実感させる出来事です。



◆第6位  京キト485系583系,金サワ489系の減少
 本当に国鉄特急の終盤が感じられます。485系が、583系が、489系が。国鉄の宝庫とも言えるJR西からどんどん姿を消し、現在は必要最低限の本数に。今後の動向が心配です。




◆第5位  フチ183系置き換え発表
 前面が無色といのはいかがなものかと考えさせられる287系。とうとう183系にも終盤の時が近づいてきたようです。A編成とC編成が置き換えられるようですが、運用の都合上、B編成が主に担当している北近畿の運用も行うかと思われます。そのタイミングで、“北近畿”は“こうのとり”に改称。久しぶりに鳥の名前の列車の新設ですね。



◆第4位  京急旧1000形引退
 クト伴走で微妙に残っていますが、営業運転はラストを迎えてしまいました。往年のサボを掲げ、文庫→三浦→久里浜と最後の花道を走り抜けたのはまだ記憶に新しいですね。……その日江ノ電撮りに行ってましたけど。



◆第3位  キハ52系引退
 大糸線で走り続けたキハ52ダイヤ改正後も臨時列車として走らせたのは、その人気からでしょう。1本は津山で保存、もう1本はいすみ鉄道へ譲渡されたので、この先しばらくは、彼の姿を見ることができるでしょう。



◆第2位  キハ181系定期運用終了
 はまかぜとして走り続けたキハ181。置き換えはあっと言う間でした。はまかぜのほか、おわら、天理,伊勢臨などで西日本管内至る所に顔を出していたキハ181。“きのさき”で山陰本線京都口に顔を出したこともありましたね。時代の流れというものには、本当に逆らえないものです。こちらも是非保存して貰いたいですね。




◆第1位  雷鳥定期列車引退正式発表
 とうとう“正式に”雷鳥引退の発表が出てしまいました。これで大阪〜北陸を走る列車はサソダーバードに統一。同時に停車パターンの修正も行われるようで、もしかしたら、所謂“速達タイプ”の列車がなくなるかもしれません。何にせよ、これは一つの大きな区切りであるように感じます。1964年の登場後、形式を変えずに平成まで走り続け、46年の歴史に幕を閉じる……。こんな列車、ほかにそうそうないですよね。




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 2010年は色々とありましたね。特に注目したのは、尖閣北方領土、TPPなどの国際関係。日本という国が今後どうなっていくのかを暗に示す、とでも言いましょうか。これらの対応の仕方で、他国が日本をどう見るかが大きく変わってくると思います。そんな国に住む以上、色々考えなければならないんでしょうが、今は就活で手いっぱい。新就職氷河期なんて言われるほどのヤバイ時代。2011年卒の大学生の内定率が58%だとか。果たして我々2012年卒の学生はどうなるのか。少しは持ち返すのか、それともさらに悪化するのか。うかうかしていられませんね。今後しばらくは撮影には行かないと思います……多分。2月や3月にここが更新されていたら、「あ、こいつ北陸行ったな」と思って頂ければ(笑)
 それでは皆様、良いお年を。そして来年もよろしくお願い致します!