SL内房100周年記念号! 気合いのチャリ追っかけ1

 3年前のこの時期。C57が房総の地に現れた。青い客車を7両従えた、SL春さきどり号。磐西よりも上越よりも近い千葉にSLがやって来たこの時、大学が休みなことを良いことに、試運転含め5日間出撃したのは良い思い出。

 そんな3年前の記憶が、いま蘇る。復活を遂げたC61が、今度は茶色い客車を7両従え、再び千葉を走る。
 その名もSL内房100周年記念号。

 実を言うと、これが運転されることを知ったのは1月31日。鉄道ファンのHPで、使用客車の回送の記事を目にしたのがキッカケだ。
 本運転は10日〜12日だが、試運転はそれより前にある。SL運転時は後を走る普電に行き先変更がかかるため、その日程は容易に知ることが出来た。

 さて、3年前のC57では、姉ヶ崎の停車時間を利用して追っかけをすることができた。今回もおおよそそのスジを踏襲しているが、若干姉ヶ崎の停車時間が長くなっている。それはすなわち、追っかけし易いということ。

 当時、レンタサイクルでSLを追いかけた。電車でも間に合うのに自転車を使うのがポイント。
 実際、自転車追っかけは3回実行し、うち2回は予定通りにまわれた。失敗した1回というのは、本運転の初日。線路内乱入でSLが10分延。姉ヶ崎の停車時間を削られて、あえなくドボンだった。

 そんな経験から、自転車追っかけは試運転でしか通用しない。今日は平日、天気も快晴と、文句なしの条件だった。


 家を出発、まずは羽田空港国際線ターミナルへと向かう。
 そこから五井駅行きの高速バスに乗り込み、五井駅に12時50分頃到着。レンタサイクルを借り、撮影地へと向かった。
 場所取りなんて考えていない。と言うのも、3年前に見つけたあの場所は、場所的に撮影者がいるはずがないのだ。なお、3年前と同様、DLは無かったことにしています。

 自転車でそれより手前の撮影地を巡察。いやぁ、試運転&金曜なのに、予想外の人出。翌日は場所取りせなあかんと考えつつ、マイポイントに向かうと、以外にも2名の方がいらっしゃった。

 興味深いお話を伺いながら、待つこと十数分。五井駅を発車したと見られる黒煙が見えた。だんだん煙は薄くなり、遠くに姿が見えた時、ほぼスカだった。
 が、3スパン前当たりから、明らかにサービスと思われる心もとない黒煙が噴出。煙は出ないと割り切っていただけに、嬉しいサービスでした。


ちなみに、3年前のドスカはコチラ↓


 ここから追っかけを開始。
 今回、レンタサイクルが盛況だったのか知らないが、借りた自転車、あろうことかギア無し。ノーマルママチャリというかなりの痛手。それでも気合いで漕ぎ続け、通称“第2セブン”(自分の中の呼称・姉ヶ崎駅の先にあるセブンイレブン)で5分ほど休憩。体力回復を図り、再び出発。

 走っていて分かったのは、1駅およそ20分のペースで走れると言うこと。おおよそ20分前に、追っかけ先である、袖ヶ浦の築堤に到着した。
 まぁ試運転で金曜なのに凄い人出(笑) 下手すると3年前の本運転より多いかも。やはり旧客7連は魅力です。

 練習電を挟み、本番。C61が力強く現れた!(画質を落としているだけで、ボケてませんよ)

 綺麗な白煙。連なる茶色い客車7両。サイドも撮影できて、大満足でした。

 ちなみに、3年前はコチラ↓ 



 この後、来た道をスローペースで戻り、姉ヶ崎のヨーカドーで休息し、途中で夕陽と煙突の写真を撮って、横浜行きの高速バスで帰宅しました。五井駅到着がバス発車5分前とか(苦笑)