いすみ鉄道・上総出雲大社HM

 いすみ鉄道では、キハ急行に上総出雲大社のHMが付くらしい。
 いすみ鉄道のことだから“砂丘”とか付け出す可能性も捨てきれず、そう考えると行かなくて損はしたくないので、1往復だけ撮影しに行くことにした。

 車は無い、朝早く起きたくない、電車は遠回り、浜松町発の高速バスは浜松町まで行くのが面倒。だったら行くなと突っ込まれそうだが、ここがルート作成の腕の見せ所。

 起床時間的に、急行は2号と3号を撮ることにして、以下のルートを仕立てた。

 横浜 10:15〜(京急高速バス)〜11:40 市原鶴舞 11:47〜(小湊鐵道)〜12:09 大多喜付近
  城見ヶ丘付近と中川付近を徒歩で移動
 大多喜付近 15:30〜(HMC東京)〜16:15 茂原 16:35〜(京急高速バス)〜18:25 横浜

 この完璧すぎる接続と、撮影地までの余裕時分。車や電車移動では味わえない、小旅行感覚でのんびり夷隅へ向かうことにした。


 【 当 日 】

 東扇島〜海ほたる 継続渋滞 5km

 予定崩壊。
 最初の高速バスが、アクアラインに乗る前に羽田に立ち寄るもんだからロスが大きい。
 結果、市原鶴舞に15分遅れで到着。
 当然、乗継予定のバスは去った後。1日8便、次は2時間以上待ちときたら、ここで降りる義理は無い。運転士に断り、終点の茂原まで乗車した。

 そもそも、京急高速バスに乗って遅れた経験が実は無い。余裕持ってダイヤ組んでるんだと思いきや、それ以上の渋滞だったようだ。

 もっとも、そんなことを考慮して、代替手段は確保済み。
 茂原に10分遅れの12:20着。40分待つが、大多喜行の小湊鐵道に乗り継げる。茂原〜大多喜間で比較して、鉄道より約300円安く、約1時間早く着ける。

 13:40頃に大多喜付近で降りれば、城見ヶ丘の撮影ポイントまでは徒歩10分といったところ。
 どのみちここいらは人工物が入るので、陸橋が入るが近場で撮影。





 キハ28側は、2号を逃した以上、順光場所は無い。道中の田んぼの様子から水鏡を期待し、面は陰るが、予定通り、城見ヶ丘〜中川へ移動した。徒歩で。



 やはりぶっつけ本番は避けた方が良かった。



 こっちはこっちで波が立つ。


 ここで撤収。薄雲が広がった状況では、5号まで粘る勇気は無い。

 どう頑張っても路線バスは路線バス。無い物は無い。だったらタクシー使えばいいじゃない、と言うことで、大多喜駅から市原鶴舞までタクシー移動。運ちゃんがむかし自分の地元近くに住んでいたらしく、地元トークに盛り上がる。

 市原鶴舞では、茂原を16:35に出る高速バスが立ち寄ってくれる。最初の予定通りのバスに乗れる訳だ。
 どうやらここまで乗客はゼロらしく、約10人がここから乗車。どうやらアクアラインが大渋滞らしく、横浜到着に遅れが見込まれるとのこと。
 すると乗客の1人が、我々に羽田で降りるか確認し始める。みな横浜まで乗り通すと分かるや否や、運転士に羽田パスを提案。運転士もそれを受け入れ、横浜へ直行する運びとなった。いいのかこれ……?

 渋滞は、アクアラインに入る前から始まった。無線を聞いたところ、迂回はせず、素直にアクアラインを進む模様。こりゃ1時間遅れコースか。
 何かこぅ……アクアライン入口の料金所付近を、合流が発生しないようにスムーズに流すような手は無いのだろうか。アレが無ければ大分変わる気がするが……。

 結局バスは、羽田をパスしたおかげで40分遅れで横浜に到着。それでも、鉄道利用より1時間近く早い到着である。
 タクシー代を気にしたら負けだ。