立山黒部アルペンルート

ちょこっと黒部ダムを観光してきました。
立山黒部アルペンルートとは、長野県大町温泉郷近くの扇沢黒部ダム・黒部湖〜黒部平〜大観峰〜室堂〜天狗平〜弥陀ケ原〜美女平〜富山県立山を指しますが、今回の旅行では、扇沢〜室堂へ行ってきました。

その日は前日までの雨が打って変っての快晴! 黒部ダムをはじめとする中部山岳国立公園の観光にもってこいの日となりました。

まずは車で扇沢まで移動、ここから黒部ダムまでトロリーバスに乗ります。これがまぁ凄い人で、1本見送ることに。次の便は30分後……。まぁそのお陰で座れたんですけどね。で、このトロリーバスVVVFを積んでて爆笑してしまったのはここだけの話。ちなみに、このバスは赤沢岳のトンネル内を走るので、景色とかそんなもの関係ありません。

15分くらいで黒部ダムに到着。出口に通じるトンネルが異様に寒かったのですが、外は全然。まぁまだ標高も低いですし。

この黒部ダムがまた凄い迫力でした。ダムの高さは186mと、日本一を誇ります。アーチ型ドーム越流型ダムとかいう、建設当初は最新鋭の技術を駆使した形状をしています。総貯水量は2億立方メートル。これだけでも黒部ダムの凄さを感じます。

このダムの上を歩いていくと、黒部平へのケーブルカー乗り場、黒部湖駅があります。これまた全区間トンネルのため、景色は見えませんが、標高は確実に高くなっていきます。黒部湖駅の駅員さんの観光案内は必見です。

次に乗るのはロープウェー。やっと景色が見える乗り物が出てきました。このロープウェー最大の特徴は、黒部平駅から大観峰駅までの約1.7kmの間、支柱が1本もないということです。それは写真を見ていただければわかるはず。景観に配慮して、このようなかたちになったとか。高低差約500mを登る空の旅を楽しみます。


大観峰駅からアルペンルート最高地点の室堂まで、再びトロリーバスに乗ります。相変わらずトンネル内。ちなみにこのトロリーバスというのは鉄道扱いとなっていて、そんな雰囲気が各所に出ています。例えば停目。例えば警戒信号とか。なんかセクションの看板もあったような?


そんなこんなで室堂に到着。標高2450m! 太陽をいっぱいに感じます。そっか、雲の上にいるんだ。目の前に雲海が広がっていました。


どこからともなくけたたましい音が。……ヘリコプターだ。物資輸送みたいですね。

とにかくこの室堂の風景は最高でした。空の色が都会とは違う!
この室堂には、国の天然記念物であり、絶滅危惧種でもあるライチョウが生息しているのですが、残念ながら遭えませんでした。見たかったなぁ……。




存分に大自然を体感し、室堂を後にしました。あとはひたすら来た道を戻るだけ。

ちなみに、これがトロリーバスのパンタ(違)



天気に恵まれ、心地よい風景を味わい、大満足の旅行でした。機会があれば今度は立山の方へ抜けてみたいですね。



ちなみに……、こちらがトロリーバスのVFです(笑) 2分50秒くらいで警戒信号も出てきます。
動画:立山トンネルトロリーバス