京急ダイヤ改正へ

 来る16日、京急ダイヤ改正が行われます。その内容からして、ひとつ大きな区切りとなるのではないでしょうか。
 快特とウイングの八景停車。まぁどうでもいい。
 ラッシュ時の普電見直し。まぁどうでもいい。

 とりあえず今改正は羽空アクセスが最も注目。
 まず朝ラッシュ時の川崎行き特急が羽空まで延長されますが、この特急、今までは快特の前を走り、新町で分割ついでに退避していたのですが、どうもこの新町退避がなくなるっぽいです。どこかで列車順序が入れ替わることは間違いないのですが、それがどこかは知りません。京急電車時刻表(冊子のやつ)が販売されないので、詳しくは東京時刻表の発売まで待ちましょう。

 続いてエア快の蒲田通過。これには賛否両論あるようで、地元議会が大荒れしているほど。どうやら蒲田を通過すると1分時間を切り詰められるとのことで、1分くらいなら止めろと思う人は多いはず。しかし冷静に考えてみると、蒲田付近の高架化で蒲田〜糀谷が実質単線扱いとなり、同区間をさっさと通過しないと、続行、または対向列車に影響が出るようです。さらに、品川〜羽空をノンストップとすることで、なんやかんやで混雑緩和にも繋がりそうです。今回の大田区問題は、誰が悪いと言えば勿論京急側でしょう。もっと早く蒲田通過を通告していれば、ここまで大きな騒ぎにはならなかったでしょうね。逆に大田区が可哀そうです。

 で、最後にエアポート急行新逗子〜羽空を結ぶこの新種別は、それまで快特ぶらさがりを置き換える形で登場し、約10年ぶりの蒲田以南の急行復活となります。ただ停車駅が若干変わっており、そこは10年経ての利用者の変化からでしょう。詳しいダイヤ……と言うより京急が時刻表を発売してくれないので詳しくは分かりませんが、どうも上りエア急が新町で快特の通過待ちってこれ……悲しくないですか? 横浜で、エアポートと言う冠に従ってエア急に乗ったら、いきなり快特に抜かれた……。どうも羽田空港アクセスを売りにするには適さない列車のように思えます。ただ、単なる急行運転と見ればそれはそれで結構便利で、特に仲木戸や鶴見ではどの恩恵を大いに受けることでしょう。反対に富岡,黄金町,子安,生麦にしてみれば、昔は停まってくれたのに通過されるわ普電の本数減らされるわで、文句の一つや二つ言いたくなりそうですね。

 さて、この大々的な改正の影で、過去帳入りするものも出てきます。
 まずは先述、快特ぶらさがりの羽空アクセス列車、所謂D快特(特急)です。普通列車が文庫で快特に化けてA快特と併結、川崎で切り離されて特急に名を変えて羽空へ向かう列車(またはその逆)ですが、このスタイルの運行は、快特は全滅、特急は夜間の数本を除いて消滅となり、4両編成で羽空へ向かう列車は大幅に減らされます。しかも日中の運行はゼロ。同時に、平日日中の連結はほぼなくなくなることになります。コスト削減・合理化というのは、企業にとって当たり前の策。とうとう京急もその策を使うこととなりました。エア急の登場によるものですが、果たして旅客は、エア急とD快特、どちらの方が利用しやすかったのでしょうか。

 次に“急行”種別。エア急統一により、京急線内での急行の名称が消滅します。ただ……、京急各車は幕交換済みだからいいでしょうけど、他社線の特に幕車ってエア急入ってるんでしょうか? どうも名前だけ変えて、幕は急行のままって気がします。

 そんでもって羽空行きの“快特”種別。朝の2100の快特は別として、都営線方面の快特は全てエア快になるようで、実質、京急線内でT車K車の快特表示は見納めとなります。関係ないですが、3500の幕更新車、快特幕が“快速特急”になっていたような気がするんですけど、これ気のせいでしょうかね?


 あとまぁ色々と変更が出るような気がしますけど、調べるのも面倒なのでここではこの辺で。
 とにもかくにも、久々の京急大改正、乗る機会は少ないですが、時刻表を眺めてみるのが楽しみです。

 以下、暇だったから(←これ重要)記録しに行った結果。帰りに旧1000を快特で抜きましたが、面倒だったのでそのまま帰宅しました。












 別に改正後も下り線は踏切使うので、踏切の風景とかは撮影せず、車両重視で撮ってます。なくなる(なくなりそうな)もの主体で。D特急、急行表示、快特表示、上り列車……。特急の離合は貴重になりそうですね。